水溶性なプロテオグリカンと相性がいい成分は?肌への美容効果と配合化粧品の選び方

2020.10.30 美容成分
水溶性なプロテオグリカンと相性がいい成分は?肌への美容効果と配合化粧品の選び方

ヒアルロン酸を超える保水力で人気の美容成分、「プロテオグリカン」。しかし、プロテオグリカン配合化粧品がいろいろとありすぎて、どのような基準で選べば良いのかわからないという方も多いのではないでしょうか?そんな方に、プロテオグリカン配合化粧品を選ぶ際に、気をつけるべきポイントについて解説します。

プロテオグリカン、肌への美容効果とは?

プロテオグリカンは、肌の真皮層に存在する糖とタンパク質の複合体である「糖タンパク質」の一種です。ヒアルロン酸の1.3倍の保水力があり、「肌のウォーターバッグ」と言われている、人気の美容成分です。コラーゲンやヒアルロン酸の産生を促進する力を持つ研究結果もあり、水分を補うだけでなく、内側から潤い、ハリ、弾力のもととなる成分を生み出すパワーをもっています。優れた美容効果を発揮する、まさに年齢肌の強い味方と言えます。

数年前からじわじわと注目を集めるようになったプロテオグリカンですが、現在は多くの化粧品に配合されています。あらゆる選択肢がある中、何を基準に選ぶのが正解なのでしょう?気をつけたい、4つのポイントについて見ていきましょう。

プロテオグリカン配合化粧品の選び方

ポイントその①

プロテオグリカンの配合量を確認する

 プロテオグリカンは、化粧品への配合量が多い方が肌への効果を感じやすいと言えます。配合量を確認する目安として、化粧品のパッケージ裏面に表示されている成分リストを確認することをおすすめします。この成分リストは基本的に配合量が多い順に記載されています。そのため、「プロテオグリカン」が成分リストの上位5番目くらいに表示されている場合は、配合量が比較的多いものとして捉えられます。反対に、成分リストの下位にプロテオグリカンが記載されている場合は、ほんの少しの量しか配合されていないため、肌への効果はさほど見込めないと考えられます。できるだけ、プロテオグリカンの配合量が多い化粧品を選ぶようにしましょう。

ポイントその②

プロテオグリカン「原液」にまどわされない

 「プロテオグリカン原液」と謳われている化粧品を目にすることが多いと思います。「原液」と聞くと、「成分100%」と勘違いしてしまいがちですが、注意が必要です。「原液」とは粉末状の有効成分を水や溶剤で薄め、必要に応じて防腐剤などを加えたものです。また、各メーカーによって有効成分の濃度は異なるため、必ずしも「原液=高濃度」とは限らないのです。特に年齢肌で悩まれている方は、他の保湿成分も含む配合化粧品の方が、相乗効果も見込めて肌に良い結果をもたらしてくれることもあります。「原液」と言う言葉にまどわされず、化粧品に含まれている成分をしっかり確認してからの購入をおすすめします。

ポイントその③

プロテオグリカンと一緒に配合されている成分をチェック

 プロテオグリカンは水に馴染みやすい水溶性成分であるとともに、水を抱え込む性質があります。そのため、同じような水分を吸着する水溶性成分と非常に相性が良いのです。たとえばコラーゲンやヒアルロン酸はこの一種です。プロテオグリカンと一緒に組み合わせることによって、保湿効果が高まり、肌にハリとツヤを与えてくれます。エイジングケアをされたい方は、抗酸化作用が高いプラセンタエキスなどが配合されている製品を選ぶと、なお良いでしょう。

 ポイントその④

プロテオグリカンの産地に気をつける

 プロテオグリカンの質は産地で決まると言っても過言ではありません。なぜなら、産地によって抽出方法が異なるからです。プロテオグリカンは、高温の熱に触れると変性してしまい、本来もっている効果が薄まってしまいます。プロテオグリカンの効能をそのまま保つためには、熱を使わない、酢酸抽出が有効です。しかし、化粧品ブランドのサイトや製品パッケージに、成分の抽出方法まで詳しく記載されていないことがほとんどです。中には、引火性のあるアセトンを使って抽出しているケースもあり、肌への安全性が疑わしいものもあります。その場合は青森県産のプロテオグリカンあおもりPGが使用されている化粧品を選んでいただくと、安心です。「あおもりPG」のプロテオグリカンは酢酸を使って、非加熱抽出されています。抽出後、しっかり酸性を除去する工程もあり、肌にも安全です。

もともとプロテオグリカンは、発見された1970年代から40年もの間、抽出がとても困難とされていました。1グラムを抽出するのにかかるコストは3,000万円。そんなプロテオグリカンが現在のように手軽にスキンケアに取り入れられるようになったのは、青森にある弘前大学の「酢」を使った非加熱抽出方法の開発が大きく起因しました。青森はプロテオグリカンの原点なのです。そして「あおもりPG」認証ブランドは、肌への安全性が考慮された、良質なプロテオグリカンが使用されていることの証でもあります。プロテオグリカン配合化粧品を比較される際は、その産地も注意深く確認しましょう。

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以上、プロテオグリカン配合化粧品を選ぶ時の4つのポイントでした。今後も化粧品成分に関するお役立ち情報や、年齢肌に関するアドバイスをお届けしますので、お楽しみに。

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